市政

平成24年度 第1回 土浦市図書館協議会(平成24年5月25日開催)

審議会等の名称

平成24年度 第1回 土浦市図書館協議会

公開・非公開の別 公開
開催日時 平成24年5月25日(金曜日)午後1時30分から
開催場所 土浦市生涯学習館 研修室1
出席者 委員8名,事務局5名
傍聴者 5名
議題

諮問「現図書館を含む今後の図書館の運営形態のあり方について」

(1)答申案の検討について

(2)その他

議事結果

議題について事務局で説明を行った後,協議を実施

 

(1)答申案の検討について

 

「1はじめに」及び「2土浦市立図書館の現状と課題」について

・土浦市立図書館の現状と課題の中の努力目標(3)多様な利用者サービスの提供の説明に,視覚障害者への本の配送サービス,ブックトーク,ビジネス関係の本の展示など少しでも取り組んでいるものは挙げて,前向きに取り組んで頑張っているということを示したほうがいいと思う。また,ブックトークについては,学校教育支援というようなキーワードを入れたほうがいいと思う。

・努力目標(1)が「市民から親しまれる図書館」となっていて,他の努力目標と末尾の表現が違うので,他のものに合わせて「・・・図書館になること」というようにしたほうがいいと思う。

・連携に関する記述のところで「地域のいろいろな団体との連携」とあるが,団体だけでなく,人との関わりが大切なので「地域のいろいろな団体並びに関係者との連携」というようにしたほうが,図書館に正規職員がいるという意味がはっきりすると思う。

・図書館の現状と課題で,ハード面だけでなく,予算面でも厳しい制約があるということを課題として挙げておいたほうがいいと思う。

 

「3土浦市立図書館の目標とサービス」について

・3章の「土浦市立図書館の目標とサービス」の最後に記載されている要望のところで,「㋓専門職員(司書)として求められる知識,技術を習得するための研修への参加」ということがあり,これは大事なことだと思うが,これに加えて,専門職員の権限や待遇を拡大するという文言を入れていただければと思う。図書館の中の専門職員の役割は大きくなると思うので,単に研修で知識を高めるということだけではなく,いろいろな機関・団体等と協議をしていくには相当な権限が与えられてやっていかないとうまくいかないと思う。待遇というのは上級職員を登用するようなことが必要であるということである。すぐにできなくても,そうなるように努力していかないといけないと思う。

→・行政機構の中での職階級があって,それに応じた事務職員としての職務が決められているので,それを越えてということは難しい面がある。

・役所なので,等級号給で権限や待遇が決まってしまっているということだと思う。専門職員の役割が重要になってくるということ,仕事をやりやすくする必要があるということだと思うので,そういったことを盛り込んでいくことだと思う。

・今の行政組織の中での図書館の地位が,土浦市の場合は低いような気がする。新図書館になったときには規模が大きくなり,スタッフの人数も増えると思うので,将来に向けて行政全体の中での図書館の地位を上げるということを答申に盛り込めたらいいと思う。図書館の機能は,今後の社会においてもっと高い地位にあるべきで,そうならないと,世の中が動かない時代が来ていると思う。

・一般的に,図書館は教育委員会の所管だが,教育委員会の中における図書館の地位は自治体によってかなりの違いがある。教育次長と並列関係の所もあるし,社会教育課などの下にある所もある。図書館に権限があったほうが,やりやすいことは確かである。今後の図書館活動で地域のためにいろいろなサービスを展開して,それに応じて図書館の行政上の地位を高めていくことが望ましいというようなことだったら答申に書けるかもしれないと思う。そうすると,先ほど意見があった権限などを上げるということも盛り込まれる形になると思う。

・図書館職員として働きやすい環境の確保というようなことを私たちから要望するのはどうか。

・働きやすいだけでなく,自主的に,積極的に仕事ができる環境ということにしておけばいいと思う。

・要望の中に「㋘図書館運営への市民参加」があるが,具体的でないので,図書館から図書館ボランティア養成という形で手を差し伸べて,市民が図書館の運営に関われるような道をつくっていくということを入れてもらいたいと思う。

・市民参加というよりも,土浦市の総合計画の基本構想に「市民協働によるまちづくり」という柱があるので,それに則る形にして「市民協働」という言葉を使ったほうがいいと思う。

・㋓の「専門職員(司書)」という表現になっているが,司書だけでなく一般職員(図書館で働いていて図書館の業務に精通している一般職員)も含むということだと思うがどうか。

・「専門職員(司書)」の司書は残しておいたほうがいいと思う。司書の仕事の中身が変わっていくということを書いてもらったほうがいいと思う。司書も図書館のことだけでなく,行政や地域のことを勉強し,図書館にきた事務職員は図書館のことを勉強してくださいということだと思う。それで両方が理解できて,司書と事務職がチームになるということなので,その辺のことを書ければいいのかなと思う。

・要望の㋐から㋚までの項目について,図書館サービスのあり方と運営のあり方の2つに分類して整理してほしい。また,まちづくりに関わるものやキーワードがあるものを前のほうに記載したほうが,土浦市の振興に図書館が関わっていくということについてのインパクトがあると思う。

 

「4今後の土浦市立図書館の運営形態について」及び「5おわりに」について

・土浦市立図書館がこのような図書館になるという記述があるが,「問題・課題の解決支援に関する取組」のところに「市民協働」を入れて,「地域の活性化」のところに「まちづくりや人づくりに関わっていく」という文言を入れると,2と3で提案していることを強調できるのではないかと思う。

・「まちづくりや人づくりに関わっていく」ということを入れるのはいいと思うが,「市民協働」をここに入れるのはどうかと思う。また,「地域の活性化にも」と「も」が入っているが,「地域の活性化に」ということでいいのではないかと思う。

・運営形態の結論のところで,直営が相応しいと考えるという部分と,指定管理者制度は相応しくないという部分の順序を逆にして,「指定管理者制度の導入については相応しくないと判断して,当協議会では結論として直営が相応しいと考える」としたほうがいいのではないかと思う。

・直営が相応しいということを先に言ってしまうという意味もあると思う。「直営が相応しいと考え」の次に「,」を入れて同じセンテンスにするということでいいと思う。

・4章の第2段落の後半のところに,子ども読書活動のことが挙がっているが,2章のところに児童サービス,学校支援があり,3章にも子ども読書活動推進計画が挙がっているので,この部分は,まちづくりや地域振興に関することを記載したほうがいいと思う。全体としてのバランスが取れるし,新しいイメージにもなる。

・答申のタイトルが「現図書館を含む今後の図書館の運営形態のあり方について」ということで,分館も含めて考えるようになると思うが,そのことへの配慮はどのようにしたらいいのかが気にかかる。

・分館は,図書館の中央館の下に属しているものということなので,仮に分館の業務を委託するようになったときに,それは業務委託であって,貸出しカウンター業務の一部を業務委託するのと同じようなことで,図書館全体としては,中央館が直営であれば,分館が委託であっても,直営で一部業務委託になるという考え方になる。

・業務委託の導入についての記述の部分で「業務委託を導入することにより対応せざるを得ないと考えます。」とあって,ここまで言い切ってしまうと,単純に考えると,会社(企業)に委託するということを考えてしまう。他の図書館の例を見ると,そういった部分をNPOが担うという形もあるので,そういう方法も探っていく余地を残した表現のほうがいいと思う。

・コスト的にみると,業務委託よりも嘱託職員を雇用したほうが安い場合もあり,本当のところはどちらが安いのかという問題もある。業務委託の導入に関する記述の部分は,いくつかのやり方があって,こういう基準で選べばいいというような形にしたほうがいいかもしれない。例えば「非正規職員の雇用あるいは業務委託の導入を検討する。」というように,対等にして,業務のコストや地域との連携の観点から適切な手段を選ぶというような形ではいかがか。この部分は,いくつかの可能性があって,選択の基準もあるので,どういう基準で選ぶのかということを含めて作っていただきたいと思う。「対応せざるを得ない」ではなくて,「検討していく」ということで,「A,B,Cという選択肢があるので,適切な方法を検討していただきたい」という感じでいかがか。

・業務委託については,今後,課題解決支援サービスを始めたときに,図書館では対応できないものが出てくると思う。新しいサービスを拡充するうえで他に頼ることもあると思うので,あまり否定的なニュアンスだけでとらえることばかりではないと思う。

・図書館で業務委託というと,貸出し,本の配送,書架に本を戻すこと,本の修繕等のいわゆる単純な業務といわれるものになると思う。図書館を運営するうえで専門家の助けを借りるということは,別の話になると思う。

・本を書架に戻すことや本の修理をするなどの作業は市民のボランティアが請け負っているという図書館が多くある。ボランティアとして無料でやるか,NPO団体としてある程度の対価を受ける形などいろいろあるが,市民として図書館に関わる形が実現できたらいいと思う。

・市民協働のことであるが,本の配架くらいならいいが,市民の方がフロアーにいて大きな声を出していたりすると,利用者としては使用しにくいところがある。貸出というのはボランティアにお願いすることはない。非常勤か嘱託の方になる。市民協働ということは運営の精神のようなところで書いておくことにして,ここの部分は,正規職員が担うべき業務については正規職員を確保してほしいということと,それ以外の業務については,一般的に望ましいのは非正規職員なのだが,自治体内に業務委託の方針があることもあるので,そういうスタンスで書いていると思うが,できれば非正規職員を雇うほうがいいので,この部分の書き方は「業務委託により対応せざるを得ない」ではなくて「非正規職員の雇用あるいは業務委託」というように並列にして「コストのみならず,業務の内容に応じて選択する」として,市民参加のことは書かないほうが安全だと思う。要は,我々としては「業務委託で対応せざるを得ない」とまで書く必要はないと思う。

・直営による図書館運営について,「効率的・効果的な方法により行っていくことも重要です。」とあるが,「・・・行っていくことが」と,「も」ではなく「が」がいいと思う。

・事務局から,業務委託に当たっての業務内容や条件,あるいは正規職員が行ってほしいと感じている業務について意見をほしいという話があったが,どうか。

・図書館に何か相談する場合には,正規職員の方に相談したいので,レファレンスなどのところには行政の方がいてほしい。

・本の選択も正規職員が行うのが通常である。

・カウンター業務の全部を業者に委託してしまうと,正規職員が事務室から出なくなってしまい,利用者の状況がまったくわからなくなってしまうので,相談の窓口をつくって正規職員に出てもらうようにしなければいけない。本の貸出・返却の窓口と相談の窓口を分けなければいけない。利用者の相談を受ける窓口と本の選択は正規職員にお願いしたい。

・5の「おわりに」の中に「従来型の読書支援中心の図書館から脱却し」とあるが,「従来型」と「脱却」というのは検討いただきたい。「読書支援による図書館運営に加えて」というように,さりげなく書いたほうがいいと思う。

・参考までに,指定管理者を対象に行っているセミナーでの指定管理者の方のお話では,最大の問題は行政との接点がないということで,行政は縦割りになっていて,図書館を担当する社会教育課以外に関わりが持てず,行政のいろいろなところと連携するのは無理であるということである。指定管理者制度の最大の問題点は,縦割りの行政に対応できないということである。正規職員がいれば人脈や繋がりがあって開拓していけると思う。

本を貸しているだけだったら指定管理でもいいかもしれないが,まちづくり,人づくりを支えるということを考えていくには,基本は直営で行かなければいけないと思う。

 

(2)その他

・次回の協議会は,6月21日(木)午後1時30分から,生涯学習館学習室1で予定している。

 本日いただいたご意見により,再度整理し,次回の会議で最終的な形に固めていただきたい。
審議会等の事務局

土浦市立図書館 管理係

電話 029-822-3025

FAX 029‐822‐3316

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