土浦市文化財保護審議会の答申(令和7年2月14日付)を受け、令和7年3月28日付で当館所蔵の「上高津貝塚出土製塩土器」が土浦市指定文化財になりました。
今回指定された文化財
種別・番号 | 名称 | 所在地 | 所有者 |
考古資料第16号 |
上高津貝塚出土製塩土器(かみたかつかいづかしゅつどせいえんどき) |
土浦市上高津1843番地(上高津貝塚ふるさと歴史の広場) | 土浦市 |
「上高津貝塚出土製塩土器」とは
国指定史跡上高津貝塚から出土した、塩づくり専用の土器(以下、製塩土器)です。
完全な形で出土した製塩土器は日本列島全域でも20例程度と少なく、そのうち4点がひとつの遺跡から出土することは極めて珍しいといえます。
本資料は、縄文時代後晩期(約4,000年~3,000年前)に霞ヶ浦周辺で盛行した塩づくりの技術を解明するために極めて重要な資料です。
この資料は当館にて保管されており、一部は常設展示室でご覧いただくことができます。