歯の健康に問題を抱える児童を取り残すことなく、健康格差の解消を図るため、市立小学校においてむし歯予防に効果の高いフッ化物洗口を実施しています。
フッ化物洗口とは
フッ化物洗口は、フッ化ナトリウム溶液を水に溶かした洗口液でブクブクうがいを行うむし歯予防の方法です。継続して行うことで、高いむし歯予防効果を得ることができます。児童の場合、週に1回、1回10mlで1分間のぶくぶくうがいを実施します。
フッ化物のむし歯予防効果
フッ化物洗口により、次のような効果が期待されます。
(1)フッ素が歯の質を強化します
歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。
(2)歯が健康な状態に戻ろうとする力を助けます(再石灰化)
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うことを促進します。
(3)むし歯菌の力を抑えて、歯を溶かす成分を減らします
むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
実施状況
令和4年度
実施校及び対象学年
- 都和小学校 第4学年
令和5年度
実施校及び対象学年
- 都和小学校 第4学年、第5学年
- 中村小学校 第5学年
令和6年度
実施校及び対象学年
- 都和小学校 第4~第6学年
- 中村小学校 第4~第6学年
- 大岩田小学校 第4学年
- 乙戸小学校 第5学年
※う歯罹患率の高い小学校から順次フッ化物洗口を実施し、対象校を拡大する予定です。