合流式下水道改善事業
合流式下水道緊急改善計画について合流式下水道は,汚水と雨水を一本の管に集めて流す方式です。そのため,管きょや処理場の能力を上回るような大雨が降ると,浸水を防ぐためにポンプ場が稼動し,未処理の下水の一部が公共用水域(川や海,湖)に流れ出てしまっていました。
合流式下水道のメリットとデメリット
メリット
- 下水道の普及と浸水対策を同時に解消できる。
- 管が一本で済むので,建設期間も短く費用も安くでき,市街地の狭い道路でも敷設が簡単。
デメリット
- 大雨時に未処理下水の一部が公共用水域に流出する。
- 処理する必要のない雨水が処理場に流れ込むため,無駄な負担がかかる。
- 雨水の集水ますと下水道管がつながっているため,臭気があがってくる。
全国の合流式下水道区域をもつ都市で,合流式下水道改善事業が始まっています。
雨水滞水池の整備
土浦市では,東崎町の亀城ポンプ場のとなりに雨水滞水池と呼ばれる大きな水槽を作り,合流式下水道の改善に取り組んでいます。
雨の降り始めに流れる下水(初期雨水)が特に汚れがひどいため,雨水滞水池に下水を一時的に貯留し,雨が上がったあと,霞ケ浦浄化センターに送水・処理することで,霞ケ浦の汚染を防ぎます。
合流式下水道緊急改善計画の中間評価について
土浦市では、霞ケ浦の水質保全のため、合流式下水道緊急改善計画(実施年度:平成22年度~25年度)を策定しております。この計画に基づき、平成22年度から順次改善を進めており、中間年度である平成23年度末に事業計画の中間評価を行いましたので、お知らせいたします。
なお、中間評価にあたり、土浦市合流式下水道改善アドバイザー会議でのご意見を参考とさせていただきました。中間評価の結果はこちら
霞ケ浦湖北流域・土浦市公共下水道合流式下水道緊急改善事業の事後評価結果について
土浦市公共下水道においては,中心市街地である桜川地区及び亀城地区の177.5haが合流式下水道の区域となっており,茨城県が管理する霞ケ浦浄化センターで処理を行っております。
合流式下水道は,汚水と雨水を1本の下水管で集めて処理する方法であり,整備費用が安価で早急に整備が可能であることから,古くから下水道整備に着手した自治体で多く採用されていました。(現在は基本的に汚水と雨水を別々の下水管で集める分流式で整備しています)
しかしながら,雨天時には未処理下水の一部が直接河川等の公共用水域に排出されることがあるため,環境面や公衆衛生面への影響が問題となりました。
そのため,茨城県及び土浦市では,放流負荷量の削減,公衆衛生上の安全確保及びきょう雑物の削減を目的に,平成16年度から「合流式下水道緊急改善事業」に取り組んでまいりました。
この度,事業完了に伴う事後評価を実施し,さらに学識経験者等の第三者による「アドバイザー会議」を開催し,事後評価結果について了承を頂いたことから,事後評価結果を公表します。
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは下水道課です。
土浦市役所(本庁舎 4階) 〒300-8686 茨城県土浦市大和町9番1号
電話番号:029-826-1111(代) 管理係⇒内線2255 維持係⇒内線2338 工務係⇒内線2487
メールでのお問い合わせはこちら- 2017年3月8日
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