市政情報

市長記者会見 平成29年3月6日

・上高津貝塚周辺確認調査現地説明会の開催

・土浦の遺跡22 平成27年度遺跡調査の成果―土の中にこめられた祈りと思い―

・第38回特別展「土浦八景―よみがえる情景へのまなざし」

 

上高津貝塚周辺確認調査現地説明会の開催

 上高津貝塚ふるさと歴史の広場では、史跡指定範囲外の上高津貝塚周辺の谷部(たにぶ)において、5か年計画の確認調査を実施しています。この成果を市民の皆様に紹介するため、現地説明会を開催いたします。

 現地説明会では、これまでの成果と、現在進めている発掘の最新の調査結果をお伝えします。

 これまでの調査で、縄文(じょうもん)海進(かいしん)によってかつて海だった範囲や、当時の谷が今よりもずっと深かったことなどがわかっています。今年は貝塚近くの斜面を発掘し、縄文人の活動の場を見つけることを目標としています。説明会は、3月10日は報道機関の皆様、12日は市民の皆様に開催いたします。

 テーマ展「土浦の遺跡22 平成27年度遺跡調査の成果―土の中にこめられた祈りと思い―

 このテーマ展では、昨年度発掘調査を行った4つの遺跡について、調査の成果を分かりやすく紹介します。発掘調査では、土器や石器など様々なものが出土するほか、竪穴住居など昔の人の様々な痕跡を記録し、

 保存しています。特に今回は、木田余の工事中の台地斜面から江戸時代に法華経(ほけきょう)を石に書いて埋めた経塚(きょうづか)のあとが貴重な調査成果として挙げられます。学芸員による調査発表会や、植物観察会などの催しも同時に実施いたします。

 第38回特別展「土浦八景―よみがえる情景へのまなざし

 この展覧会は、江戸時代、土浦の美しい風景を8つ選んで和歌や俳句を詠んだ土浦八景を紹介するものです。これまでは江戸時代後期に選ばれた土浦八景が知られていましたが、近年では土浦藩の藩主が選んださらに古い別の八景が土浦にあることもわかってきました。八景という文化を支えたのは、自分たちの暮らす地域の風景を愛し、その価値を見出していった先人たちのまなざしです。それは、現代にも通じる大切な視点といえます。八景という文化の広がりをたどり、二つの土浦八景を詳しくご紹介いたします。記念講演会や連携講座のほか、土浦市文化財愛護の会や土浦市内の小学生にご協力いただいた関連企画もあわせて開催いたします。

上高津貝塚並びに博物館の催しに、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

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