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　一般的に自転車は体に良いと言われており，国の自転車活用推進計画でも自転車通勤が推奨されています。そこで，株式会社シマノ様，株式会社サイクルスポット様ご協力のもと， 本市職員が，自転車通勤によって体にどのような変化が起きるかを確認してみましたので報告します。

 

　結果は，全てが自転車通勤に起因しているかどうかは分かりませんが， 参加者に血液状況の改善や体重の減少（2ヶ月で約1kg）などの変化が見られました。 また，自転車通勤は，他の通勤方法に比べ通勤後の気分が良くなることが分かりました。

 

　今回のプログラムを通して，自転車は体に良いことが分かりましたので， 本市としましては，市民の皆様や職員の健康増進，運動不足解消のため， 引き続き，自転車の利用を推奨していきたいと思います。

 

　自転車通勤体験プログラムの詳細につきましては，下記をご覧ください。

 

目次

1　自転車通勤体験プログラムとは 　　2　自転車通勤体験プログラムの結果 　　3　自転車通勤体験プログラムを終えて

 

1　自転車通勤体験プログラムとは

　

　自転車通勤プログラムは，定期的に一定期間自転車通勤を続けることにより，体調や気分の変化を実感いただき，参加者の健康増進や自転車文化への理解を深めてもらうために，下記の3つのステップで実施しました。

 

STEP1　自転車通勤体験プログラム講習会を受講する （8月）

参加者は，自転車通勤に対する不安，疑問を解消し，意欲を促進させるため，株式会社シマノ文化推進室様による講義を受けました。 講義後に交通ルール確認のための体験走行を実施しました。

 

STEP2　自転車通勤を体験してみる （9・10月）

参加者には，9・10月の2ヶ月間，週2日程度の自転車通勤を推奨しました。 実施期間中は，通勤後の体調，気分を記録するための記録票を作成しました。 記録票は，自転車通勤時との比較を行うため，自転車以外で通勤した日についても作成しました。

 

STEP3　振り返ってみる （11月）

参加者は，自転車通勤期間終了後，自身の変化を振り返るための振り返りシートを作成しました。

 

2　自転車通勤体験プログラムの結果

 

　自転車通勤体験プログラムの結果は，下記のとおりです。

• 参加者　市職員21人

• 自転車通勤回数　1.56日/週

• 通勤後の身体の状況について　通勤後の身体の状況について，当てはまらない=0，やや当てはまらない=1，どちらとも言えない=2，やや当てはまる=3，当てはまる=4，を選択してもらい，当状況を数値化しました。

• 自転車は，他の通勤方法に比べ，「スッキリしている」「落ち着いている」「生き生きしている」の値が高く，「どんよりしている」「イライラしている」「けだるい」の数値が低くなりました。

• つまり，自転車通勤すると，気分が良い状態で業務を開始することができます。

 

 

• 体重及び血液について　 参加者の体重は，平均で1.05kg減少しました。また，血液については，血中中性脂肪及び悪玉コレステロールが減少し，善玉コレステロールが増加しました。

 

• 自転車通勤体験プログラムの感想について　参加者は2ヶ月間のプログラム後，体調が良くなり，体型が引き締まり，活気がある傾向にあります。
  

• 特に「自転車に興味が湧いた」，「今後も自転車通勤を続けたい」という参加者は8割を超えました。

 

 

3　自転車通勤体験プログラムを終えて

 

• 本プログラムを通して，自転車通勤が体や気分など，健康に良い効果を与えることが 確認されました。

• 本プログラムの結果を踏まえ，引き続き，職員に自転車通勤を推奨していきたいと思います。

• また，市内企業への本プログラムの推奨について，検討していきたいと思います。 

• 2018年12月13日
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