市政情報

市長記者会見 令和2年6月1日

・新型コロナウイルス感染症について
・第21回常陸の国 小野小町文芸賞
・花の産地つちうらのPR

新型コロナウイルス感染症について

 先月14日、新型コロナウイルス感染症により、特定警戒都道府県に指定されていた茨城県におきまして、緊急事態宣言が解除されました。
 県内では5月4日の168例目以降、26日間連続で感染者が出ておらず、本市におきましても、これまでに感染が確認された方は6名にとどまり、4月16日以降の発生もないことから、感染拡大が確実に抑えられている状況です。
 これは、市民の皆さんが、さまざまな感染予防策に努めてくださったお陰であると、改めまして心から深くお礼を申し上げます。
 このような中、外出自粛や休業要請などについて定めた、県独自の対策指針である「茨城版コロナNext」における基準が、最も高いステージ4から段階的にステージ2にまで引き下げられて外出自粛なども緩和され、いよいよ新しい生活様式の実践の中で、新型コロナウイルスとの共生が始まろうとしています。
 これまで休校しておりました小・中学校などにつきましては、5月27日から分散登校により再開し、全ての自粛要請が解除されるステージ1への移行が予定されている、6月8日からは通常登校が実施できるよう、現在準備を進めているところでございます。
 また、公共施設につきましても、本日から一部条件や制限を設け、感染防止対策を十分にとることを前提に、再開することといたしました。
 5月25日には、全都道府県において緊急事態宣言が解除され、今後は、経済活動なども大きく動き出すことになると思われますが、感染拡大の第2波も想定されますことから、引き続き感染予防対策の継続をお願いいたします。
 これまで本市では、独自の感染症対策としまして、5月19日にマスクを市内全域のご家庭へ郵送するとともに、5月19日から31日まで、除菌作用を持つ「次亜塩素酸水」を各中学校地区公民館などにおいて無償で配布を行ってまいりました。
 これに加えまして緊急経済対策のうち、独自施策である、市内の売上げが落ち込んでいる事業者を経済的に支援する「土浦市持続化給付金」につきましては、5月20日から申請受付を開始するとともに、ごみ袋の無料引換券につきましても、5月26日に市内全域のご家庭へ郵送いたしました。
 なお、国の特別定額給付金につきましては、オンライン申請受付分は5月14日から、郵便による申請受付分は5月29日から、それぞれ送金を開始しております。
 さらに、本市独自の緊急経済対策の第2弾としまして、食料品を中心に移動販売などを新たに始める事業者の方々へ運営費を補助することで、感染拡大を防止するとともに、お住まいの地域で日常生活に必要な買い物が難しい方々を支援する「買物難民支援事業」、子育て世帯の皆さんへは、市内の公立小中学校などへ通う児童生徒の給食費の2か月分を無料化したことと合わせ、就学前の児童の皆さんに対して、1万円を支給する「就学前児童に対する臨時給付金支給事業」、事業者の方々へは、茨城県産品お取り寄せサイトへ多くの市内事業者の方々が出品できるよう、商品を配送する際の配送料を補助することで、休業要請やイベント中止などにより販売機会が減少している市内事業者の方々を支援する「地場産品販売促進事業」などの事業費を計上するための補正予算の議案を、明日から開会される定例会に提出いたしたいと考えているところでございます。
 今後につきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めるとともに、緊急経済対策を始め、市民の皆さんの健康、生活、そして命を守るための施策を実施してまいりたいと考えております。 

第21回常陸の国 小野小町文芸賞 

 平安時代の歌人で、絶世の美女とうたわれた「小野小町」をしのび創設しました「常陸の国 小野小町文芸賞」は、回を重ねて今年で21回目を迎えました。短歌と俳句を通じ、市内小野地区に語り継がれる「小町伝説」を広く発信することを目的に、毎年開催しております。
 昨年は、北海道から沖縄県までの30都道府県から4,694点もの応募をいただきましたが、今年も昨年以上に多くの皆様から作品が応募されることを期待しております。
 なお、毎年好評を博しておりました、審査員の先生方による、短歌・俳句の特別講演会につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、開催を控えさせていただきました。
 今回は、市制施行80周年の節目となる文芸賞として、12月に実施予定の表彰式では、素晴らしい短歌と俳句に賞を授与できることを、私も楽しみにしております。

花の産地つちうらのPR 

 本市では、県の花き銘柄産地に指定されている「グラジオラス」や花き銘柄推進産地に指定されている「アルストロメリア」などのほか、彩り豊かなたくさんの花々が栽培されております。
 このような花の産地が、新型コロナウイルスの流行により、イベントや式典の中止で出荷数が大幅に減少するなど、大きな影響を受けていると聞いており、心を痛めております。
 そこで、市でも何かお手伝いができればと思い、「花の産地つちうら」としてPRを行うこととしました。
 特に6月21日は「父の日」ということもあり、“父の日に花を贈ろう”というメッセージを「広報つちうら」などを通して発信いたします。
 また、「花の産地つちうら」のPRと合わせまして、花の持つ、「心を癒す」、「季節感を醸しだす」、「心が豊かになる」などの様々な魅力を感じていただけるよう、市役所1階のホールに展示ブースを設置します。
 これまでコロナウイルスによる自粛ムードが続いておりましたので、きれいな花々を飾ることで、少しでも明るいムードになればと期待しております。
 ぜひ、皆さんでお花を買ってプレゼントやご自宅に飾るなどして、生産農家さんを応援しましょう。

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このページに関するお問い合わせは広報広聴課 広報広聴係(広報)です。

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電話番号:029-826-1111(代) 内線2331・2349・2396 

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