環境・まちづくり

市職員向け「やさしい日本語」研修を開催しました

 土浦市内に在住する外国人は約4,400人(令和3年10月末現在)と増加傾向にあり、国籍もフィリピン、中国、ベトナム、ブラジルほか60を超え多様化しています。

 日本語に不慣れな外国人の方に、正確かつ分かりやすい情報提供をするためには、母語で対応することが理想ではありますが、一方で、簡単な日本語なら理解できる方も多くいらっしゃることから、「やさしい日本語」の活用にも力を入れる必要があります。

 そこで、土浦市では、茨城県日本語教育アドバイザーで、つくばにほんごサポート代表の井上里鶴先生をお招きし、職員が「やさしい日本語」の特徴や実践的な活用について学ぶための研修を開催いたしました。

 

研修の様子(1)研修の様子➁

 

「やさしい日本語」とは

 普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。

 1995年1月の阪神・淡路大震災では、日本人だけでなく多くの外国人も被害を受けました。震災後、災害時の外国人住民のコミュニケーションを助けるために考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。

 現在、「やさしい日本語」は、災害時のみならず平時における外国人への情報提供手段としても研究され、行政情報や生活情報、医療現場、ニュース発信など、様々な分野で注目されています。

 

研修概要

・開催日時  令和3年10月25日(月)

・受講職員数 29名 

・講師 井上 里鶴(いのうえ りず)先生

  【プロフィール】
    つくばにほんごサポート代表、茨城県日本語教育アドバイザー、日本語教育学会関東支部委員
  筑波大学 人文社会科学研究科 国際日本研究専攻 博士後期課程修了 博士(国際日本研究)
  茨城県教育委員会グローバル・サポート事業日本語コーディネーター

    日本語教育を専門とし、外国人への日本語教育や日本語教師を対象とした研究会を主催するほか、 企業・自治体・
    教育機関での「やさしい日本語」研修の講師やアドバイザーも務めるなど、幅広い活躍をされています。

 

研修内容

 新型コロナウイルス感染対策のため、事前のYouTubeによる講義の視聴及び、少人数グループでのワークショップ形式で行いました。

(1)社会的背景から考える「やさしい日本語」の必要性

(2)外国語としての日本語の難しさと「やさしい日本語」のポイント

(3)ワークショップ:窓口対応の「やさしい日本語」の実践

 はじめに、YouTubeでの講義にて、「やさしい日本語」が必要とされている社会的背景や、外国人対応の心構え、「やさしい日本語」の基本、言葉をいろいろな方法で伝える技術などを学びました。続いてのワークショップでは、実際の業務で使われている文書等をもとに、難しい行政用語を「やさしい日本語」に言い換えていくワークショップを行いました。ワークショップでは、活発な意見交換とともに、「普段使っている日本語を改めて難しいと感じた」という声が聞かれました。

 「やさしい日本語」は、難しい言葉を言い換える、一文を短くする、実物やイラスト・写真を用いて分かりやすく伝えるなど、相手に寄り添った「易しい」そして「優しい」言葉です。研修を通して、「やさしい日本語」が、外国人だけでなく、子どもや高齢者など、多様な立場の人にも配慮した「わかりやすい」「伝わりやすい」コミュニケーションツールであり、「やさしい日本語」を活用することで、誰もが情報を理解しやすくなることを認識しました。

 研修後のアンケートでは、「窓口応対全般に活用できる研修だった」、「チラシやホームページの作成に役立てていきたい」、「職場で周りの職員にも広めたい」、「外国人、日本人を問わず、“伝わりやすい”説明をすることを心がけていきたい」といった感想があり、有意義な研修となりました。

 今後も市職員が率先して「やさしい日本語」を活用していくことで、市民サービスの向上を図り、誰もが安心して暮らすことができる多文化共生のまちづくりを進めていきます。

 

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは市民活動課 国際係です。

土浦市役所(本庁舎 2階) 〒300-8686 茨城県土浦市大和町9番1号

電話番号:029-826-1111(代) 内線2030

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