感染症への備えについて
今年も6月頃より、土浦保健所管内をはじめ全国的に、新型コロナウイルス感染症の報告が増えています。
感染拡大防止のため、基本的な感染対策を心がけましょう。
【基本的な感染対策】
【感染症の発生動向】
土浦保健所ホームページの中ほど「土浦保健所管内の情報」をご覧ください。
流行情報1には手足口病や水痘など小児に流行しやすい感染症の動向が、流行情報2には新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの動向が掲載されています。
1 感染対策の基礎知識
感染対策3つのポイント
(1)感染経路を断つ。
(2)消毒等で病原体を排除する。
(3)体の抵抗力や免疫力を高める。
特に冬の時期は、体温の低下から、免疫力が低下しやすくなるだけでなく、空気の乾燥によって、空気中にウイルスなどが漂いやすくなります。
感染症は主に、3つの感染経路があります。
(1)接触感染 (手や指、食品、器具などについた病原体が、口や鼻、目から入りこんで感染する。)
(2)飛沫感染 (咳やくしゃみで飛び散ったしぶき(ひまつ)を吸い込むことで感染する。)
(3)空気感染 (空気中を漂う小さな粒子や、汚染された塵などを吸い込んで感染する。)
インフルエンザや新型コロナウイルスでは、接触感染や飛沫感染による感染が多く、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎では、汚染された食品や、感染者の糞便や嘔吐物を介しての感染が多いと言われています。
2 新型コロナウイルス感染症相談・受診の流れ
(1)発熱や咳、倦怠感など、かぜのような症状を感じたら、人と会う予定や用事はとりやめて、まずはかかりつけ医や、身近な医療機関に相談しましょう。(令和6年4月以降は広く一般的な医療機関において、新型コロナの診療に対応する通常の医療提供体制となりました。)
(2)医療機関を受診する際には、必ず事前に電話し、発熱などの症状の有無を伝えましょう。
(3)医療機関での診察、検査の結果、新型コロナウイルスの感染が陽性であった場合は、症状に応じて医療機関への入院や自宅での療養となります。(受診した場合は自己負担が発生します。(保険診療))
陰性であった場合は、その後も体調の変化に注意し、気になる症状がある場合には、再度、医療機関にご相談ください。
3 相談窓口のご案内
(1)新型コロナウイルス感染症に関する相談
厚生労働省 新型コロナウイルス電話相談窓口 9時~21時 (土日祝祭日を含む)
電話 0120-565-653 FAX 03-3595-2756
※令和6年9月末をもって運営を終了します。
(2)新型コロナウイルス感染症以外の感染症に関する相談
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口 9時~17時 (土日祝祭日、年末年始を除く)
電話 03-5656-8246
(3)急な症状、どう対応すればよいか相談したい
おとな救急電話相談 (24時間365日受付) 電話 #7119 または 050-5445-2856
こども救急電話相談 (24時間365日受付) 電話 #8000 または 050₋5445-2856
(4)感染症および各種健康に関するご相談
土浦市健康増進課 8時30分~17時15分(平日のみ)
電話 029-826-3471 FAX 029-821-2935
4 お住いの消毒のポイント
物品や器具を消毒する際には、必ず換気をしましょう。
清潔なペーパータオルやふきんに消毒液をしみこませたら、汚れやウイルスを広げないように、一方向に向かって拭きます。
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの消毒には、アルコールや、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤を薄めたもの)、界面活性剤(家庭用洗剤)などが有効です。
ノロウイルスには、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が有効です。
また、食器類は熱水にさらすことで、ウイルスを死滅・不活性化させることができます。
5 手洗いのポイント
石けんと流水で、手の平、手の甲、指や爪の間、手首を丁寧に洗うことで、手についたウイルスの数を、1万分の1以下まで減らすことができます。
帰宅時や調理の前後、食事前などは、特に丁寧な手洗いを心がけ、手を洗った後は、清潔なタオル などで、よく拭きとって乾かしましょう。
6 咳エチケット、マスクのつけ方、はずし方
感染症を人にうつさないために、咳やくしゃみをする際には、マスクやティッシュ、ハンカチ、服の袖を使って、口や鼻をおさえましょう。
マスクのつけ方:マスクを顔のかたちに合わせて、隙間なくつけます。鼻のまわりや、あごの下まで、しっかりとつけましょう。
マスクのはずし方:マスクの表面を触らず、ゴムやひもの部分をもってはずします。
7 3つの密を避ける
空気の流れができるように、1時間に2回以上、数分程度の換気を行いましょう。
集まりはできるだけ少人数、短時間での実施とし、他者とは1m(できれば2m)以上の距離を保ちましょう。特にお酒の席では、大声や近距離での会話になりやすく、飛沫がとびやすいと言われていますので、注意しましょう。
対面での会話の際には、十分な距離を保ち、マスクを着用しましょう。
8 感染した場合に備えて
自宅療養になった場合を想定して、
(1)長期保存が可能な食品
(2)ティッシュ、洗剤、ビニール袋などの日用品
(3)使い捨てマスク、ゴム手袋、消毒液などの感染予防品
(4)体温計、冷却材、常備薬などの看護用品
を、備蓄しておきましょう。
こちらのページもご覧ください。「災害や感染症まん延字への備えを!食料の備蓄に取り組みましょう」
9 感染症に負けない健康づくりのポイント
(1)食事
できるだけ毎日同じ時間に食事をして、生活リズムを整えましょう。また、
(1)主食(ごはん、パン、麺類)
(2)主菜(肉、魚、卵、大豆料理など)
(3)副菜(野菜、キノコ、いも、海藻類など)
(4)牛乳・乳製品
(5)くだもの
の、5つの料理群を意識して、色々な食材を、まんべんなく食べるようにしましょう。
(2)睡眠
質の良い睡眠は、生活リズムを整え、疲労の回復を促し、免疫力アップにつながります。
睡眠の質を高めるために、できるだけ寝る時間、起きる時間を一定にすることを心がけて、日中は適度に体を動かす習慣をもちましょう。
また、朝起きた時は日光を浴びて、夜寝る前は、液晶画面などの強い光を浴びないようにしましょう。
(3)運動
体操やウォーキングなどの運動に限らず、家事や庭仕事、階段昇降などの生活活動も含めて、まずは今よりも10分、体を動かす時間を増やしましょう。
こちらのぺージもご覧ください。「感染症に負けない健康づくりのポイント」
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康増進課 感染症対策係です。
土浦市保健センター 〒300-0812 茨城県土浦市下高津二丁目7-27
電話番号:029-826-1111(代) 029-826-3471(直) 内線7513・7514 平日8時30分から17時15分 ファックス番号:029-821-2935
メールでのお問い合わせはこちら- 2024年7月30日
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