健康・福祉・医療

たばこと健康について

喫煙による煙には、4、000種類以上の化学物質や、50種類以上の発がん性物質などが含まれており、がん、循環器疾患、呼吸器疾患、その他さまざまな健康障害の原因になっていることが、国内外の多くの研究により報告されています。

喫煙による煙に含まれるさまざまな有害物質は、喫煙者が直接吸い込む煙よりも、吸っていないときに立ち昇る煙(副流煙)により多く含まれます

また、喫煙者が吐き出した煙(呼出煙)や副流煙を、周りにいる人が吸い込む「受動喫煙」は、健康に大きな悪影響を及ぼすことが分かっています。

禁煙に遅すぎることはありません!自分のために、家族のために一歩踏み出しましょう!

ご覧ください!「禁煙成功者が語る!実録 禁煙講座」

禁煙成功者の体験談を元に、禁煙のポイントを漫画風にまとめました!ぜひご覧ください。



禁煙の効果

禁煙後 20分

血圧や脈拍が正常になる。

12時間

血液中の一酸化炭素が正常になる。

2~3週間

心機能・肺機能が改善する。

1~9か月

咳・息切れ・疲れやすさが改善される。

1年

上昇していた心臓の病気(冠動脈疾患)のリスクが半減する。

5年

脳卒中のリスクが、吸わない人と同じレベルになる。

10年

肺がん死亡率が、喫煙者の半分になる。

口腔がん・咽頭がん・食道がん・膀胱がん・すい臓がん・子宮頸がんになるリスクが低下する。

 

禁煙の方法

1 自力で取り組む場合

(1) 禁煙開始日を設定しましょう

  • 記念日など覚えやすい日で、喫煙本数が少ない曜日など、取り組みやすい日を選びましょう。決めたら、カレンダーに〇をつけたり禁煙宣言書を見やすい場所に貼ると意欲が高まります。
  • 宣言書になぜ禁煙したいのか理由も書き出しておき、つらくなった時に見返しましょう。
  • 禁煙開始前に一度、意識的にたばこを吸って終わりにし、たばこやライター等は処分しましょう。

(2) 吸いたい気持ちの対処法を練習しましょう

  • 禁煙開始後2~3日で、禁煙の離脱症状がピークになります。
  • 離脱症状には、たばこを吸いたいという欲求、イライラして落ち着かない、体がだるい、眠気、頭痛などがありますが、症状は緩やかになっていきます。
  • たばこを吸いたい気持ちは1日に数回出現しますが、吸いたい気持ちは3分~5分でおさまります。その時に代わりになるものを事前に考えておき、対処しましょう。
  • 下記に一例をあげます。

たばこを吸いたくなる場面

代わりになる行動

朝起きてすぐ

すぐに顔を洗う

食事の後

歯磨き

コーヒーと一緒に

緑茶など別の飲み物に代える

車の中

歌をうたう、深呼吸する

仕事の休憩時間

職場の人に禁煙宣言する

アルコールと共に

冷水を置いておき、吸いたくなったら飲む

  •  吸いたくなったら、あたたかい飲み物(コーヒー以外)や冷水を飲んだり口寂しさを紛らわすためにガムや昆布なども活用しましょう。

(3)禁煙補助薬を使うことも考えてみましょう

  • 禁煙の離脱症状が緩和され、比較的楽に禁煙することができるようになります。
  • 禁煙補助薬「ニコチンガム」や「ニコチンパッチ」は薬局で購入することができます。

(4)できた自分を褒めてあげましょう

  • 1日でも禁煙できたら「自分ってすごい!禁煙できている!」と褒めてあげましょう。
  • 禁煙で浮いたたばこ代で禁煙3か月・6か月という節目にご褒美をあげるのもよいでしょう。

(5)「1本だけなら大丈夫」には要注意!

  • たばこは1本吸うと、その1本が次の1本を呼ぶようにできています。
  • せっかくの頑張りも「たった1本」で台無しになってしまいます。「1本だけ」の誘惑に負けないで、今までのがんばりを思い出しましょう。

(6)加熱式たばこも“喫煙”です

  • 「加熱式たばこ」は、たばこ葉やその加工品を電気的に加熱し、霧状になったニコチンを吸引するものです。
  • 従来のたばこに比べて匂いも少なく、健康への悪影響も少ないイメージをもたれる方もいらっしゃるかも知れませんが、ニコチンを含んでいるため、依存症から抜け出せるわけではありません。
  • また、普及してからの年月が浅いこともあり、健康にどのような影響を及ぼすのか、明らかになっておらず、健康に悪影響を及ぼす可能性が、否定できません。
  • 現在、加熱式たばこを使用している方も、ぜひ、禁煙を検討してください。

 

2 医療機関で診療を受ける場合

禁煙を継続するためのアドバイスや禁煙補助薬の処方が受けられます。
以下の要件をすべて満たした方のみ、12週間に5回の禁煙治療に健康保険が適用されます。(自己負担額:13,000円~20,000円ほど)

詳しくは、禁煙外来のある医療機関にご相談ください。

  1. ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方
  2. ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方(35歳未満は、この条件を満たさなくても可)
  3. 直ちに禁煙することを希望されている方
  4. 「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方

※TDSニコチン依存度テストについてはこちらから確認することができます。

 

▶参考ページ

 

ご活用ください!出前講座

健康増進課では、「たばこと健康」についての出前講座を開催しております。
町内会や、サロン・同好会の集まりの場などで気軽に開催できますので、ぜひご活用ください。

  • 実施内容
    たばこが健康に及ぼす影響、禁煙のポイントの紹介 など
  • 実施時間
    30分~60分
  • 申込方法
    電話で健康増進課へ TEL029(826)3471

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは健康増進課 健康支援係です。

土浦市保健センター 〒300-0812 茨城県土浦市下高津二丁目7-27

電話番号:029-826-1111(代) 029-826-3471(直) 内線7502・7503・7504・7505 ファックス番号:029-821-2935(直)

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