「片葉雑記」は、土浦の商人であり国学者でもあった色川三中の筆録による幕末の黒船記録です。町人が収集した黒船情報資料として高い評価を得ています。全6巻のうち、2・3・5・6巻はすでに翻刻され、『片葉雑記 色川三中黒船風聞日記』として昭和61(1986)年に出版されています(中井信彦校注 [慶友社])。
平成29(2017)年にこれまで所在が不明であった1・4巻が発見され、土浦市がこれを購入、翻刻し、このたび『片葉雑記補遺』として刊行しました。
宮地正人氏監修(東京大学名誉教授、元国立歴史民俗博物館館長)です。
【目次】
第1節 片葉雑記 壱(嘉永六年六月~八月日記)
第2節 片葉雑記 四(嘉永七年二月~四月日記)
第3節 野中廼清水(『片葉雑記』嘉永七年九月条補遺)
第4節 片葉雑集 紀行部(大久保一学著「みちの記」)
第5節 片葉雑集 紀行部(相場某「江戸湾防備態勢視察記(仮題)」)
解説 「新発見資料の特徴」宮地正人
【規格】A5判 276ページ 口絵カラー 本文モノクロ
【価格】1冊 3,000円
【購入方法】博物館受付にて販売しています。
【郵送の場合】送料:180円(現金 スマートレター代)
『片葉雑記補遺』購入をご希望の旨と氏名・送付先の住所・電話番号を明記のうえ、現金書留または定額小為替で本体価格3,000円と送料180円(計3,180円)を市立博物館までお送りください。定額小為替の場合、釣銭は切手でのお返しとなりますのでご了承ください。