「キョン」について
「キョン」は小型のシカ科の仲間で、本来は中国南部や台湾に生息しています。肩までの高さは40cmほどで、中型犬と同じくらいの大きさです。
国内では、動物施設から逃げ出したものが繁殖して定着しており、生態系などに害を及ぼすおそれがあるとして、国が「特定外来生物」に指定しています。
繁殖能力が高く、早ければ生後半年程度で妊娠し、1頭のメスが1頭の子を産みます。
森林や林緑部で主に木の葉やドングリ類等を採食して生活していますが、近年では住宅付近にも出没して、花壇や家庭菜園を採食する姿が目撃されており、茨城県内でも相次いで確認されています。
茨城県キョン目撃情報提供に係る報奨金制度
茨城県ではキョン根絶に向けて侵入初期段階の早期対策として、キョンの侵入状況を正確に把握し、侵入が確認された場合の速やかな捕獲の推進を図るため、「茨城県キョン目撃情報提供に係る報奨金制度実施要項」及び「茨城県キョン捕獲に係る報奨金制度実施要項」を制定しました。
目撃情報に係る奨励金制度
・令和6年4月1日以降に撮影されたキョンの生きている個体を撮影した画像又は動画があって、県内におけるキョンの所在を確認できるものの提出
・1情報当たり2,000円の報奨金
茨城県キョン目撃情報提供に係る褒賞金制度実施要項 [PDF形式/429.42KB]
捕獲に係る奨励金制度
・鳥獣の管理の目的で許可を受けた者による捕獲及びそれに伴う殺傷
・狩猟免許保持者で、県内に生息するキョンを適法に捕獲した者
・1頭あたり30,000円の報奨金
茨城県キョン捕獲に係る褒賞金制度実施要項 [PDF形式/426.71KB]