市政情報

市長記者会見 平成23年3月7日

平成23年3月7日(月曜日) 定例記者会見
外務省領事局長表彰の受賞
同報系防災行政無線の運用開始
土浦市暴力団排除条例
市立博物館第32回特別展及び上高津貝塚ふるさと歴史の広場第16回企画展
土浦桜まつり2011
行政機構の一部見直し案


外務省領事局長表彰の受賞
 外務省は、不正旅券取得防止を図る事業の一環として、功労のあった旅券事務所等に対して、外務省領事局長表彰を行なっておりますが、このたび、本市の市民生活部市民課が当該表彰を受賞しました。
 本市では、平成22年1月4日に県から権限委譲を受け、市民課に旅券窓口を開設いたしました。その翌日の1月5日、窓口にフィリピン在住の日本人国籍を持つ男性になりすましたフィリピン国籍の男性が、旅券申請書を提出しました。
 しかし、窓口職員が記載内容等から不審に思い、県パスポートセンターに報告し、外務省フィリピン領事館が調査したところ、別人による虚偽申請と判明した為、土浦警察署に通報いたしました。
 その後、不正申請人は有印私文書偽造、同行使と旅券法違反で逮捕され、起訴、結審にいたりました。このことから、なりすましによる旅券の不正取得を未然に防ぎ、且つ逮捕につながった実績が認められたものであります。
 今後も旅券業務に携わる職員の資質と技術の向上を図りまして、旅券不正取得防止に努めてまいります。

同報系防災行政無線の運用開始
 災害が発生する恐れのある場合や災害発生時に、市民の皆さまに対し、適切な情報を迅速かつ正確に伝達し、市民の生命、財産を守るため、本庁舎から市内全域に一斉伝達が可能な同報系防災行政無線を土浦地区に平成21年度から2か年継続事業で整備を進めてまいりました。
 整備内容につきましては、本庁舎に基地局、保健センターに親局を設置し、子局を市内176箇所に整備したところでございます。運用につきましては、4月1日から実施を考えております。
 併せて、国(総務省消防庁)が人工衛星を利用して発信した、緊急地震速報や武力攻撃などの時間的余裕のない緊急情報を受信し、同報系防災行政無線を自動起動して、瞬時に放送する全国瞬時警報システム(J-アラート)を整備いたしました。
 この防災行政無線の整備により、災害情報などを市域全体に一斉放送が可能となることから、災害に強い安心して暮らせるまちづくりに繋がるものと思っております。

土浦市暴力団排除条例
 本条例の制定につきましては、全国的に暴力団員による凶悪犯罪や対立抗争事件により市民が巻き添えで死亡する事件等が発生し、市民に不安を与えている状況下で、福岡県で暴力団排除条例を平成22年4月に施行するとともに、福岡市においても同様の条例を制定したのを契機として、現在多数の自治体で同様の条例を制定しています。
 また、本県におきましては暴力団が関与した傷害致死事件等も発生したことから昨年9月に県が暴力団排除条例を制定しました。
 この県条例の規定により、市は県とともに暴力団排除に取り組むことが規定されました。
 このような状況の中で、県からの要請も踏まえまして、市内に暴力団事務所が複数ある本市においても県と協力して暴力団の排除に取り組むため、本条例を制定しようとするものです。
 本条例は、市と市民と事業者が連携及び協力し、暴力団を排除していくための基本的な施策や方向性をまとめたもので、基本理念、市・市民及び事業者の役割、市の基本的施策について規定しています。

市立博物館第32回特別展及び上高津貝塚ふるさと歴史の広場第16回企画展
 博物館では、第32回特別展「戦国武将小田氏と法雲寺」というテーマで、特別展を開催します。
 法雲寺は、土浦市高岡にある臨済宗の古刹(古い由緒あるお寺)で、鎌倉時代の末から南北朝時代にかけて、復庵宗己という僧が建立いたしました。平成18年の新治村との合併後に、法雲寺の所蔵する様々な文化財が多数、市立博物館に寄託されてございます。
 そしてこの度、中世に土浦周辺を支配した武将小田氏の菩提寺でもある法雲寺の寺宝に光をあてた特別展を開催する運びとなりました。
 この特別展では、「復庵和尚像」をはじめとする国・県・市指定の文化財を多数展示するほか、後援をいただく鎌倉の建長寺から国宝「蘭渓道隆法語・規則」などが特別出品されます。
 中世土浦地方の歴史と、この時代にひときわ輝いた禅宗文化の一端にふれていただければ幸いです。

 上高津貝塚ふるさと歴史の広場では、第16回企画展「ムラの風景 くらしの足跡-霞ヶ浦周辺の古墳時代集落-」を開催します。
 古墳時代の土浦では、それまでのムラの姿が大きく変わり、今日につながる原風景がこの時代に生まれたともいえます。
 この展示では、ムラの姿が変わっていく背景として、霞ヶ浦での漁業や、鉄製の農具の普及などに着目し、遺跡を発掘調査した際に出土した考古資料を中心に古墳時代の人々の暮らしについて紹介します。
 千数百年も前に、われわれの祖先が土浦の大地に刻み、残した資料を是非ご覧いただきたいと思います。

 どちらも、3月19日の土曜日から5月8日の日曜日まで開催いたします。

土浦桜まつり2011
 土浦桜まつりは、平成23年度の最初を飾るイベントとして今年で62回目を迎えます。
 本年は、4月3日の日曜日を中心に、3月26日の土曜日から4月10日の日曜日まで開催いたします。桜開花予想によりますと、開花は平年よりやや早い見込みで、市内の桜の名所には、大勢の花見客が訪れ、土浦の春を大いに満喫されるものと期待しております。
 「桜まつり」の見所ですが、恒例の「キャラクターショー」、「お宝ゲット!ウォークラリー」などに加え、「チンドン屋による広報宣伝」、「大道芸フェスティバル」、「春のカレーフェア」、「土浦の桜写真展示」、「刻の太鼓の特別披露」、「花見クルーズ」、「駅からハイキング」など盛りだくさんの内容で実施する予定です。特に、「まちなか桜めぐりバス」の運行は、文字どおり、ボンネットバスに乗って、市内の桜の名所を巡るという“土浦ならでは”の企画であります。
 ご家族、ご友人お誘い合わせのうえ、ぜひ、お楽しみいただければと存じます。

行政機構の一部見直し案
 市税滞納一掃宣言を踏まえた徴収体制の強化を目的として、納税課に特別滞納対策室を設置します。
 それから、新型インフルエンザなど迅速かつ的確な対応が求められる健康課題に対応するため、健康増進課の4係を3係に再編し、スケールメリットを生かすと共に柔軟でスピーディな体制を整えます。
 次に、土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合の設置等にともない、都市計画課の開発係を計画係に統合して業務の効率化を図ります。
 さらに、土浦駅前北地区市街地再開発事業の実施に向けて、土浦駅北開発推進室を土浦駅北開発事務所に改変し、業務係と工務係の2係体制とします。併せて図書館に新図書館開設準備室を設置します。
 以上のとおり、今回の機構改革では、現行の組織から1室2係を減らし、1課2室2係を新設する見直しを、4月1日付けで実施したいと考えております。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは広報広聴課 広報広聴係(広報)です。

土浦市役所(本庁舎 3階) 〒300-8686 茨城県土浦市大和町9番1号

電話番号:029-826-1111(代) 内線2331・2349・2396 

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