・土浦市立博物館の特別展について
・上高津貝塚ふるさと歴史の広場のテーマ展について
土浦市立博物館の特別展について
博物館では、第36回特別展「次の世を読みとく色川(いろかわ)三中(みなか)と幕末の常総」を開催します。
この展覧会は、幕末、土浦で暮らしていた色川三中を紹介するものです。三中は、薬種販売としょうゆ醸造を営む商人でしたが、国学者として書物の校訂を行い、著作も多数ございます。
外国船の来航が相次ぐと、三中は内政や外交の情報を独自に集め、次の社会を見据えようとしました。
1855年に55年の人生を閉じましたが、没後160年の今日(こんにち)までの間に、研究者や市民によって研究、顕彰されてまいりましたことも合わせてご紹介いたします。
講演会は全3回、史跡めぐりや展示解説会も実施いたしますので、ぜひ多くの皆様にご来館いただきたいと思います。
上高津貝塚ふるさと歴史の広場のテーマ展について
上高津貝塚では、テーマ展「土浦の遺跡20 家の下にはイエがある!平成25年度遺跡調査成果速報展」を開催いたします。
上高津貝塚ふるさと歴史の広場は、国指定史跡「上高津貝塚」を復元整備し、分かりやすく展示解説した博物館です。それだけではなく、市内の埋蔵文化財、すなわち過去の人々の生活の痕跡である遺跡を守るため、考古学的な調査・研究を行う施設でもあります。
今回のテーマ展では、道路工事や住宅建設に伴って、昨年度に発掘調査や整理作業を行なった8つの遺跡の調査成果をご紹介します。展示では、縄文時代から中世までの、バラエティーに富んだ遺物をご覧いただけます。
学芸員による遺跡調査成果の発表会や、展示解説会も併せて実施いたしますので、ぜひ多くの皆様にご来館いただきたいと思います。