2024年4月より「医師の働き方改革」がスタートし、医療機関で働く医師の残業時間に上限が設けられました。医師の健康を確保することは、医療の受け手となる患者さんに提供される医療の質・安全の確保や、将来にわたる持続可能な医療提供体制の維持につながる重要な取組です。
また、患者さんの医療のかかり方も医師の働き方改革に大きな影響を与えます。この取組を進めるため、患者さんやご家族の皆さまには以下にご協力をお願いします。
◆「医師の働き方改革」.jp(厚生労働省)〈外部リンク〉
「医師の働き方改革」について動画や漫画などで分かりやすく説明しています。
診療時間内の受診にご協力をお願いします
夜間や休日などの診療時間外に緊急性のない受診をすることは、医師など医療機関で働くスタッフの負担を増やすことにつながります。普段から決められた診療時間内での受診にご協力をお願いします。
病状、検査、手術の説明を受ける場合にも、確実に夜間や休日を避け、平日の診療時間内となるようご協力をお願いします。
軽症の場合は身近な医療機関に相談しましょう
軽症の病気やけがの場合に、安心感などを理由に大きな医療機関(病院等)に患者さんが集中すると、そこで勤務する医師などのスタッフの負担を増やすほか、本来その医療機関が持つ役割(重篤な患者さんに対する高度医療の提供など)が果たせないことにつながります。
軽症の場合は、まず身近な医療機関(診療所等)に相談しましょう。
救急車を呼ぶか迷った場合は電話相談ダイヤルへ
緊急かどうかを判断せずに救急車を利用してしまうといったことも、緊急性の低い診療時間外の受診につながります。救急車を呼ぶかどうか、今すぐ医療機関に行ったほうがいいか、など迷ったときは、電話で相談できる専用ダイヤルを活用しましょう。
子ども救急電話相談
お子さんが急なけがや病気ですぐに受診させたほうがよいのか、様子を見ても大丈夫なのか不安なときにご相談ください。
・プッシュ回線「#8000」
・TEL:050-5445-2856
・受付時間:24時間365日
おとな救急電話相談
急なけがや病気ですぐに受診させたほうがよいのか、様子を見ても大丈夫なのか不安なときにご相談ください。
・プッシュ回線「#7119」
・TEL:050-5445-2856
・受付時間:24時間365日
上手な医療のかかり方プロジェクト
厚生労働省では、皆さまが安心して医療が受けられ、皆さまの医療が守られるように「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進しています。
どういう場合に、どこに相談すればいいか?
救急車を呼ばなければいけないのはどういうときか?
これらの疑問が、分かりやすく解説されています。
◆上手な医療のかかり方.jp(厚生労働省)〈外部リンク〉
かかりつけ医の探し方や相談ダイヤルの利用方法について掲載されています。
◆こどもの救急手引き〈外部リンク〉
病院への受診の必要性や対処の方法など、適切な情報が簡単に見つかるホームページです。こちらもご活用ください。
〇県内の医療機関を検索することができる「茨城県救急医療情報システム」も活用しましょう。
◆茨城県救急医療情報システム(茨城県)〈外部リンク〉
茨城県内の医療機関、小児輪番、休日夜間当番医を検索できるほか、救急車の上手な使
い方(救急車利用マニュアル)について掲載されています。