非核平和の推進

 核兵器の廃絶と平和への願いを内外に示すため、昭和63年に「非核平和都市宣言」を行っています。

 また、恒久平和と戦争の悲惨さを後世に伝えるため、広島市への「平和使節団」の派遣や「原爆パネル展」の開催、「非核平和都市宣言」の看板設置など、様々な平和事業を行っております。

広島平和使節団結団式の開催

 土浦市では、平和の大切さ、戦争の恐ろしさ、核兵器使用の悲惨さを後世に伝えることを目的に、毎年市内の中学生、市民代表並びに引率教諭を「土浦市平和使節団」として広島へ派遣しています。
 今年度の広島平和使節団として中学生16名(市内中学生代表各校男女1名ずつ)、市民代表2名、引率教諭1名の方々が結団式に出席しました。
 中学生を代表して誓いの言葉を述べた土浦第二中学校の小林 拓翔さんは「広島で得た貴重な体験を通して感じたこと、学んだことを多くの人々に語り継いでいきます。」と力強いメッセージを発信しました。また、昨年度使節団に参加された先輩方から「平和の旗」が今年度参加される中学生へ引き継がれました。この旗は平成16年に使節団に参加した中学生が「自分たちが体験したことや平和への願いを後輩達に学んでほしい」という気持ちから心を込めて作成したものであり、代々使節団に引き継がれているものです。

結団式1

結団式会場の様子
今回参加するみなさんが、初めて一堂に会しました。

結団式2

誓いの言葉
広島派遣で得た貴重な体験をとおして感じたこと学んだことを多くの人々に語り伝えていきます。

結団式4

平和の旗の伝達
代々引き継がれてきた平和への願いを、旗とともに受け取りました。

結団式3

集合写真
みんなで折った折り鶴と平和の旗とともに写真を撮りました。

平和使節団の派遣

 結団式に参加した使節団は、8月6日に行われた「広島平和記念式典」に参加するとともに、原爆被害の実相を知るため、原爆ドームや広島平和記念資料館・本川小学校平和資料館などを見学しました。

派遣1

平和記念公園にて
ガイドの方から原爆ドームの説明を受けています。

派遣4

平和の鐘にて
鐘の表面には「世界は一つ」を象徴する国境のない世界地図が彫られています。核兵器と戦争のない世界を目指すメッセージが込められています。

派遣3

原爆ドーム前にて集合写真
日差しが強い中でしたが、目を瞑らず写真を撮ることができました。

派遣21

折り鶴の奉納
みんなが折った折り鶴を奉納しました。

派遣9

原爆死没者慰霊碑
中央の石室には、原爆死没者の名簿が納められています。

派遣7

原爆の子の像
左に見えるのが「原爆の子の像」です。原爆の後遺症の影響で亡くなった佐々木貞子さんをはじめ、原爆で亡くなった子どもたちの慰霊と平和を伝えるため、作られました。当日は多くの千羽鶴がここに奉納されていました。

派遣12

千羽鶴の再生
全国各地から贈られた千羽鶴は、再生紙と生まれ変わり、その一部が広島の学校の卒業証書として使用されています。

派遣10

原爆供養塔
引き取り手のない遺骨や身元の判明しない遺骨が納められています

 

派遣11

韓国人原爆犠牲者慰霊碑
当時多くの朝鮮の方が広島に住んでおり、原爆の犠牲となりました。
原爆被害が日本のみの問題でないことを物語っています。

派遣13

被爆したアオギリ
原爆投下時、枝葉は全て無くなり、木の幹も半分が焼けてえぐられ、枯れ木同然となっていました。ところが翌年、新芽が芽吹き、被爆と敗戦の混乱の中にある人々に勇気と希望を与えました。

派遣14

着用していた衣服
原爆投下時、人々が着用していた衣服です。その多くが破れたり、変色しており、原爆被害の大きさを物語っています。(広島平和記念資料館にて)

派遣15

人影の石段
原爆炸裂の瞬間、熱線を受けた周りの石段は白く変色しましたが、人が座っていた部分は黒い影のような跡が残りました。(広島平和記念資料館にて)

派遣16

G7広島サミット記念館
ウクライナのゼレンスキー大統領が残した「現代の世界に核による脅しの居場所はない」というメッセージは、実際に核の脅威に晒されている国の大統領の言葉として非常に印象的なものとなっています、

派遣17

広島平和記念式典にて
当日は約5万5千人もの人たちが参列しました。
人々の広島への関心の高さが伺えます。

派遣18

平和への誓い
広島市内小学生代表による「平和への誓い」です。
「被爆者の方々の思いを語り継ぎ、一人一人の声を紡ぎながら、平和を創り上げていきます。」としめくくられています。

派遣5

本川小学校平和資料館にて
本川小学校は爆心地にもっとも近い小学校で、校舎は外部を残し全焼壊滅。約400名の児童と教職員が亡くなられました。

派遣6

とうろう流し
原爆死没者の慰霊を目的に毎年8月6日の夜、元安川で行われます。

派遣20

平和へのメッセージ
平和への願いを込めたメッセージを書き、とうろう流しの会場で原爆犠牲者のご冥福をお祈りしました。

原爆パネル展・広島VRゴーグル体験

 広島・長崎の原爆被害の実相をより多くの方に知ってもらい、平和意識の醸成を図るため、毎年8月上旬から中旬にかけて「ヒロシマ・ナガサキ原爆パネル展」を「土浦市民ギャラリー」で開催しています。
また、令和6年度からは、被爆前後の広島市内の様子をまるでその場に居るように疑似体験できる「広島VRゴーグル体験」を「つちうらクローバーフェスティバル」の開催に併せて実施しており、今年度も9月27日(土)に茨城県県南生涯学習センターにおいて開催する予定です。

パネル2025(1)

原爆パネル展

サンプル画像2

広島VRゴーグル体験(令和6年度の様子)

パネル2025(1)

イベントの詳細はチラシをクリック


 

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  • 【更新日】2025年9月9日
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