計画見直しの趣旨
本市では、平成21年3月に観光施策の指針となる「土浦市観光基本計画」(以下「第1次計画」という。)を策定し、魅力ある観光地づくりに向けた多様な施策を展開してきました。第1次計画の計画期間10年間では、茨城空港の開港や「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の開通、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など本市の観光を取り巻く環境が変化しました。これらを踏まえ、平成31年3月には「第2次土浦市観光基本計画」(以下「第2次計画」という。)を策定し、より魅力的な観光地づくりの推進に取り組んできました。
第2次計画策定後、令和2年度に起こった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(以下「コロナ」という。)の拡大は、観光関連産業に大きな影響を与えることとなり、インバウンド需要が一時的に消滅し、日本人の国内旅行も半減するなど、観光産業は一時的に停滞を余儀なくされました。一方では、蜜回避などコロナ対策への配慮から、あらゆる分野においてデジタル化が加速するほか、近隣地域内での観光(いわゆるマイクロツーリズム)や職場や自宅ではない場所で仕事をするワーケーションなどへの関心が高まりました。
また、「第2期土浦市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」(令和2年3月)や「第2期つちうらシティプロモーション戦略プラン」(令和2年2月)など、観光にも関連する計画の改定が行われたほか、新たに「土浦市自転車のまちづくり構想」(令和2年2月)が策定されるなど、観光に関する諸施策にも変化がみられます。さらに、本市の文化財やそれに関わる歴史文化を保存・活用する「土浦市文化財保存活用地域計画」(令和5年7月認定)の作成、また、地域固有の歴史・伝統を反映した活動と歴史的な建造物が一体となって環境の維持向上を図る「土浦市歴史的風致維持向上計画」(令和5年12月認定)が策定され、これらの計画とも連携を図りながら、観光に関する施策を検討していく必要があります。
このような状況の変化等を踏まえ、第2次計画の中間年度である令和5年度までの主要事業の実施状況について総合的に把握・評価し、今後5年間の本市の観光に関する施策・事業の方針を定めるため第2次計画の見直しを行いました。
計画の期間
令和6年度から令和10年度までの5年間
計画の目標
(1)基本コンセプト:「魅力を活力に・・・多彩な連携による観光のまちづくり」
(2)計画の取り組みの柱
取組の柱1 |
積極的情報発信による集客促進 | A 情報発信による魅力アピール |
B 「観光交流人口」の増大 | ||
取組の柱2 |
社会環境の変化に合わせた資源の活用 | C 「社会環境変化」に対応した観光メニューづくり |
D 「地域資源」のブランド化とネットワーク化 | ||
E 「広域観光連携」の推進 | ||
取組の柱3 |
市民参加と観光のビジネス化 | F 「市民・事業者」の主体的な力の育成 |
G 「観光業」の活性化と経済循環の構築 |
なお、計画の詳細は別添の計画書及び計画書(概要版)をご覧ください。