第12回グリーンカーテンコンテスト開催
土浦市環境基本計画推進協議会では、地球温暖化防止対策の一環として、家庭や事業所、公共施設において、つる性の植物で窓辺を覆い、日差しによる室温上昇を抑制させる効果のある「グリーンカーテン」を推進しています。
「グリーンカーテン」は、アサガオやゴーヤなどのつる性植物で窓辺を覆い、室内や建物への日差しを遮ることで室内の温度の上昇を防ぎ、エアコンの使い過ぎや建物の蓄熱を抑えることができ、葉から出る水蒸気でまわりの温度を下げ(蒸散作用といいます)、涼しい風を室内に呼び込むことができます。また、花や実がなるものも多く、収穫も楽しめます。今年度は、家庭部門(1作品)・事業所部門(12作品)・公共施設部門(14作品)の三部門合計で27作品の応募があり、下記の方が入賞されました。
ご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。
結果発表
事業所部門
最優秀賞
桜川保育園 様
【コメント】
0歳児クラスの部屋に西陽が差し込み、午後になると部屋の温度が上昇することから、グリーンカーテンを設置しました。毎年、数本の苗から少しずつ挿し芽で増やし、暑さに弱いプランターへの植苗だけでなく、後から地植えも行いました。大きな葉を密集させるために、摘芯し、さらにそこから新しい横芽を出して全体の高さを揃えながら伸ばしたことにより、大きな葉が密集して遮光効果が十分に得られました。また、葉の蒸散作用により、外気とグリーンカーテン内側の温度差が生じたことや見た目の清涼感も増すことができ、「保育園でできるSDGs」の取り組みにも一役買っています。
優秀賞
株式会社LIXIL 土浦工場 様
【コメント】
今年は巨大グリーンカーテン(高さ8m×幅11m)に挑戦しました。
朝顔の弦を丁寧に巻き付け、追肥をこまめに行ったので、葉が生い茂り過去一番大きなカーテンを作ることができました。
そのおかげで、室内が涼しくなりました。
東京電力パワーグリッド株式会社 土浦支社 様
【コメント】
地面からきれいにネットをはわせるのが大変でしたが、上手に出来たと思います。
毎日の水やりは大変でしたが、ゴーヤは良く育ちましたのでみんなでおいしくいただきました。
公共施設部門
最優秀賞
三中地区市民委員会
【コメント】
琉球アサガオのグリーンカーテンでは、ネット(1.8×18m)を11枚使用するため、安価である網目の粗いきゅうりネットを使用し、材料代を削減しています。
琉球アサガオを背高く伸ばすため、地上を這うツルを4回ほど刈り込んだことと、台風対策を兼ねたネット振れ止めの効果なのか、例年より早く屋上まで茂ってくれました。
8月は暑い日が続き、少し水涸れ気味でしたが、葉の変色も少なく、隙間無く茂った事に満足しています。
優秀賞
新治地区公民館
【コメント】
来年度はもっと大きなゴーヤが実るようにがんばります。
収穫の喜びを皆で分かち合いましょう。
土浦市ふれあいセンター ながみね
【コメント】
葉が黄色くなって落ちないように水やりと肥料の管理に苦労しました。
上大津公民館
【コメント】
直射日光を防ぎ、明るさも妨げないように張り方を工夫しました。
水撒きは、利用者の迷惑にならないように時間を調整したり、休館日は当番制にしたり、給水不足にならないようにしました。