★熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。高温の炎天下にいると、大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまいます。
★気温が低くても、湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、熱中症への危険が高くなります。
例えば、気温が25度以下でも、湿度が80%以上ある時は注意が必要です。
★こどもは大人に比べて、熱中症になりやすいため、大人がこどもの異変に、いち早く気づいてあげることが大切です。
★熱中症は誰にでも起こる可能性がありますが、きちんとした対策をとることによって、未然に防ぐことができます。熱中症予防のポイントをおさえて、暑い夏を乗り切りましょう。
こどもが熱中症になりやすい理由
(1)大人より暑さに弱い
こどもは体温調節機能が未熟です。また、全身に占める水分の割合が大人より多いため、外気温の影響を受けやすく なっています。
(2)照り返しに弱い
こどもは大人より身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受けます。たとえば、大人の顔の高さで32℃の 時、こどもの顔の高さでは35℃程度の感覚です。
(3)自分では予防できない
こどもは、自ら水分補給や衣類の調節をすることができません。また、屋外で遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、体に異変が起きても気づいていないことがあります。
こどもの熱中症予防のポイント
(1)水分をこまめにとりましょう。
(2)脱水に注意し、おしっこの回数や量に気を配りましょう。
(3)熱のこもらない素材や薄い色を選んだり、帽子をかぶったりしましょう。
(4)地面からの照り返しによる熱に気をつけ、こまめに日陰や屋内で休憩しましょう。
(5)ベビーカーを長時間、日なたに置かないようにしましょう。
(6)炎天下のプールや海は注意しましょう。
(7)「寝ているから」「ちょっとの時間だけだから」「兄弟も一緒だから」と自宅や車内に、こどもだけにすることは絶対にやめましょう。
※浴槽やプールで水遊びをする際も、お子さんから目を離さないようにしましょう。
熱中症に関する詳しい情報について
お出かけの前に役立つ熱中症情報サイト