1.制度の趣旨、目的
パブリック・コメント制度は,市の基本的な計画等を策定する際に,事前にその案を公表し,市民の意見を求め,寄せられた意見を参考に計画等を決定すると共に,市民から寄せられた意見と市の考え方を公表する制度です。この制度は,計画等の意思決定段階において,行政側に市民意見聴取制度であるパブリック・コメント手続を実施することを義務付けることによって,市民等の多様な意見を市政に反映する機会を確保し,行政運営における公正の確保と透明性の向上を図り,市民との協働による市政の推進を図ることを目的としています。
2.制度制定の背景と国や他の自治体の状況
- 制度制定の背景
地方分権の進展に伴い,これまでにも増して地域住民の意向を反映した市民本意の政策立案が求められて来ており,いかにして市民に行政への関心を高め,市民の意見を引き出すことが重要な課題となっております。これまでも,市民説明会や市民意識調査等により,市民参加のまちづくりを進めてまいりましたが,今後はさらに積極的な情報提供や市民が政策決定過程へ参画するための制度を確立する必要があります。 - 国や他の自治体の状況
国においては,平成11年3月「規制の設定又は改廃に係る意見提出手続き(パブリック・コメント手続き)」を閣議決定し,同年4月から「国民意見提出手続き制度」として全省庁で実施しています。
地方公共団体における制度導入については,平成12年10月地方制度審査会において,答申(パブリック・コメント手法を,住民の行政への参加を促すという観点から,幅広く活用していくことが望ましい。)が行われ制度化が進んでいます。
3.本市の導入に向けた経緯
平成13年8月に「土浦市行財政改革大綱」及び「行財政改革実施計画」を策定し,「パブリック・コメント制度」の導入が盛り込まれた。IV 市民参加のシステムづくり
1 市民参加のシステムづくり
(3) 政策形成過程への市民参画
国が導入しているパブリック・コメント制度について検討を進めます。
No | 項 目 | 内 容 | 目 標 年 度 | 担当課 | ||||
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64 | パブリック・コメント制度の導入 | 市の行政計画等の企画立案課程において市民の多様な意見、情報等を広く求め、これを市の意思決定に反映させるため、パブリック・コメント制度を導入する。 | 検 討 |
→ | 実 施 |
行革情報政策課 |