歯と口の健康は、妊娠中からの衛生習慣が重要となっています。
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在しません。むし歯は、家族の口の中にいるむし歯菌が、スキンシップやスプーン・箸を共有することでうつり、引き起こされます。パパやママも歯と口の健康を保ち、お子さんの将来の歯と口の健康を守りましょう。
また、むし歯は2歳をすぎると急激に増えるといわれており、乳歯は永久歯と比べエナメル質が半分しかないため、むし歯ができやすく、かつ進行しやすいです。かかりつけ歯科医をつくり、定期的に健診を受けましょう。
年に1回は歯科健康診査を受け、生涯を通じて歯と口の健康づくりをしていきましょう!
つちまるの歯みがきをしようよ♪
この動画を見て、みんなで楽しく歯みがきをしよう!
つちまるが歯みがきの大切さを教えてくれるよ♪
フッ化物洗口普及事業
むし歯はほとんどの人が経験する有病率の高い疾患であり、歯の萌出後1~3年間が最もむし歯になりやすい時期です。そのため永久歯のむし歯予防は、就学前(4歳)から中学校卒業までの時期が最も効果的といえます。
むし歯予防には、(1)歯みがき、(2)正しい食生活、(3)定期的な歯科健診、(4)フッ化物応用(フッ化物洗口・歯面塗布)があります。その中でもフッ化物洗口は予防効果が高いです。
土浦市では、実施を希望する就学前施設に、フッ化物洗口導入の補助や保健師・歯科衛生士による訪問指導を実施して普及・啓発をしています。
園で集団的に行うフッ化物洗口は、個人で行う場合に比べて確実に継続でき、園児自身が自分の歯を守る意識をもつことにつながります。
フッ化物洗口のむし歯予防効果
(1)歯を丈夫にする
(2)初期むし歯の進行を抑える
(3)細菌の活動を抑制する
フッ化物洗口の方法
一定濃度のフッ化ナトリウム水溶液を用いて、ぶくぶくうがいをする方法です。
4、5歳児の場合は、週に5回、1回5mlを30秒から1分間ぶくぶくうがいをします。
よくある質問
Q:フッ化物配合歯磨剤やフッ化物歯面塗布をしているが、それに加えてフッ化物洗口を行っても、フッ化物の摂り過ぎにはならないか。
A:フッ化物配合歯磨剤やフッ化物歯面塗布に加えてフッ化物洗口を行うことは、むし歯予防の効果をより一層高めることになります。世界60か国でフッ化物の水道水添加が行われていますが、日本では実施されていないため、フッ化物の応用方法を組み合わせても摂り過ぎの問題はありません。「クチュクチュうがいでむし歯予防」(公益社団法人茨城県歯科医師会)より
むし歯が発生しやすい時期にしっかり予防しておくことが、生涯を通じて歯と口健康を保つための第一歩といえます!