- 市長あいさつ
- 土浦市いばらきダイバーシティ宣言
- つちうらMaaS実証実験
- 友好交流都市・台南市への訪問
- 夏休みファミリーミュージアム
- 第24回 土浦薪能の開催
- 観光帆曳船の操業開始
- 土浦キララまつり2023~熱いぞ土浦の夏~
市長あいさつ
皆さん、こんにちは。
7月に入り、陽射しが強く、気温が高い日が続いており、いよいよ本格的な夏の到来を感じております。
さて、6月23日に、茨城県知事より、TXの土浦延伸の決定について発表がありました。
今回の決定は、私たちの熱い思いが実を結んだものであり、大変喜ばしいことであると受け止めております。これまでの活動にご協力をいただいた全ての皆さまに深く感謝するとともに、皆さまと一緒に描いた夢が、また一歩現実へと大きく動き出したものと実感しております。
また、7月3日の報告会にて、多くの市民の皆さまにご報告をさせていただきました。ご参加いただいた方からも、「一日も早い実現を」と、力強い応援のお言葉をいただきました。
TX延伸は、今やっとスタートラインに立ったところです。今後も、早期実現に向けて、関係機関の皆さまと一丸となって取り組んでまいりたいと思います。
それでは、私からは「土浦市いばらきダイバーシティ宣言」ほか6件についてご説明させていただきます。
土浦市いばらきダイバーシティ宣言
本市では、4月に人権推進課ダイバーシティ推進室を新設し、性別等にかかわりなく、一人ひとりが尊重され、誰もが個々の能力を発揮できる社会、多様性が受容されるダイバーシティ社会の実現に向けて、積極的に進めております。
この度、本市の取り組むべき方針を定めた「土浦市いばらきダイバーシティ宣言」を発表いたします。
今後は、市役所本庁舎内に懸垂幕を掲出するなど啓発を行うとともに、9月10日(日曜日)に開催する「人権と平和のつどい」において、土浦市ダイバーシティキックオフセレモニーを実施いたします。
本セレモニーでは、タレントのKABA.ちゃん氏を講師としてお招きし、自身の経験やダイバーシティ&インクルージョンの活動に関してお話をしていただきます。
なお、本市では、茨城県の取り組みである「いばらきダイバーシティ宣言」に賛同し、7月1日に登録しました。市民の皆さまにも、この趣旨をご理解いただき、ダイバーシティ社会の実現に向け、一緒に取り組んでいきましょう。
つちうらMaaS実証実験
関東鉄道株式会社が中心となり、本市やかすみがうら市、土浦商工会議所、筑波大学を含む17団体で構成される「つちうらMaaS推進協議会」では、7月15日(土曜日)から令和6年2月29日(木曜日)まで「つちうらMaaS実証実験」を実施します。
この実証実験は、令和2年度、令和4年度に続く第3弾として実施するもので、大きく3つに分けて行います。
まず、1つ目として、昨年も実施いたしました、環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能なグリーンスローモビリティを活用した実証実験です。
今回新たに、神立駅から、神立駅西口地区を周回する「土浦神立ルート」と「かすみがうら稲吉ルート」の2つのルートを運行するほか、昨年に引き続き、おおつ野地区を周回するルートでそれぞれ実施します。運行期間は、7月18日(火曜日)から令和6年2月29日(木曜日)までとなります。
2つ目は、AIを活用した「AIデマンドバス」で、決まった路線や運行ダイヤで運行せず、指定エリア内を利用者が乗りたいときに行きたい場所までダイレクトで移動できる予約制のバスです。10月1日(日曜日)から令和6年2月29日(木曜日)までの期間で行います。
3つ目は、昨年度もご好評をいただきました「つちうらMaaSチケット」の販売です。7月15日(土曜日)より行い、キャッシュレス決済の利用促進、市内の商業振興を図ります。また、バスの乗車券と土浦市内の観光スポットでご利用いただけるチケットがセットになったデジタルチケットの販売も今後予定しております。
「つちうらMaaS推進協議会」では、地域の声を反映しながら、地域公共交通の方向性を検証することで、土浦市の持つ課題解決へ取り組んでまいりますので、よろしくお願いたします。
友好交流都市・台南市への訪問
「自転車・れんこん・花火」という共通点を持つ台湾の台南市とは、4月7日に友好交流協定をオンラインにて締結しました。
この度、協定締結後初めて、直接台南市を訪問し、黄偉哲(こう・いてつ)市長と、交流の具体的な方法について様々な協議を行います。
日程につきましては、7月20日(木曜日)から23日(日曜日)までの4日間を予定しております。
私とともに、土浦市議会議長、市議会議員3名、及び副市長の6名でまいります。
この訪問を通じて、本市の魅力を伝えるとともに、両市の友好の絆がより強力なものとなるよう、努めてまいります。
夏休みファミリーミュージアム
この企画は、毎年、小・中学校の夏休み期間中に、親子を対象として、郷土の歴史と文化に親しんでもらうことを目的に開催しています。
上高津貝塚ふるさと歴史の広場では、テーマ展「謎解きタイムスリップ!-土浦3万年の旅-」と題しまして、土浦の3万年の歴史について、小中学生向けにクイズ形式でわかりやすく解説します。
さらに、縄文土器や勾玉、縄文時代の布の編み方でポシェットをつくる講座や、学芸員のおしごと体験などの体験イベントも実施します。
博物館のイベントは、市民ギャラリー・市立図書館・土浦城東櫓、さらにイオンモール土浦の未来屋書店土浦店に協力いただき、4会場にて行い、各会場を巡る参加型のイベントにより、皆さまに楽しんでいただける催しとしております。
内容は、土浦城の歴史を写真で振り返る写真展や、「戦争の記憶」の映像上映会及びパネル展、城の部材組み立て体験などでございます。
夏の思い出作りとして多くの皆さまにご参加いただきたいと思います。
第24回土浦薪能の開催
この土浦薪能は、平成10年度から始まり、今回で第24回目を迎えます。人間国宝の演技がこの土浦で観ることができることから、大変人気を博しております。今年は、10月3日(火曜日)に実施いたします。
出演は、人間国宝の野村万作先生、人気狂言師の野村萬斎先生、そして観世流・観世銕之丞先生をお迎えしての、豪華絢爛な公演となっております。
市民に親しまれている亀城公園内の土浦城址に特設された能舞台で開催され、篝火に照らされる土浦城址と松を背景に、幽玄美あふれる古典芸能をご堪能いただけます。
鑑賞券は、7月25日(火曜日)午前9時から、教育委員会文化振興課、クラフトシビックホール土浦、亀城プラザで販売いたします。今回も是非、多くの方にご鑑賞いただきたいと思います。
観光帆曳船の操業
霞ヶ浦に夏の訪れを告げる「観光帆曳船」の操業が、いよいよ始まります。
ワカサギ漁が解禁となる7月21日(金曜日)の特別操業を皮切りに、10月15日(日曜日)までの期間中の毎週土曜日・日曜日・祝日に、霞ヶ浦湖上(沖宿沖)において、本市が所有する「七福神丸」と「水郷丸2」の2艘を操業いたします。
帆曳船は、もともとワカサギなどを採る「帆引き網漁」を行う船で、現在は観光用として操業していますが、その技術は「国選択 無形民俗文化財」にも選定され、また、令和3年度には「第43回サントリー地域文化賞」を受賞するなど、観光資源としてだけでなく、霞ヶ浦漁業の伝統を後世に伝えるための、極めて重要な文化財となっています。
土浦港からは、「ホワイトアイリス号」の見学船が運航されており、湖上から間近で感じていただくことができます。
また、10月1日(日曜日)には、かすみがうら市と行方市と、3市の合同操業において、7艘の帆曳船が一斉に湖上に浮かびます。
優雅に霞ヶ浦の自然に溶け込み、「白い帆」いっぱいに風を受け、湖面を進む迫力ある姿を是非たくさんの方にご覧いただきたいと思います。
土浦キララまつり2023~熱いぞ土浦の夏~
「熱いぞ土浦の夏」をテーマに、7月29日(土曜日)の水上安全祈願式典を皮切りに、8月6日(日曜日)まで開催します。期間中は、うらら大屋根広場・モール505・土浦駅前通りが七夕飾りの装いになります。
8月5日(土曜日)は、うらら大屋根広場ステージでは、新郷土民謡おどり、学祭TSUCHIURA(つちうら)、ものまねステージを行い、夜には「熱いぞ土浦湖上花火」が打上がります。
8月6日(日曜日)は、市民参加のステージ「キララステージ」や、土浦駅前通りで山車の巡行や競演を実施します。
ぜひ、多くの皆さまにご参加いただき、土浦の熱い夏を体感していただきたいと思います。