計画策定の経緯
本市では、これまで「土浦市環境基本条例」に基づき、平成14年1月に「土浦市環境基本計画」を策定、平成19年3月に旧新治村との合併を含む社会情勢や環境の変化などを踏まえ「土浦市環境基本計画」の改訂を行いました。その後、平成24年3月に「第二期土浦市環境基本計画」を策定、平成29年3月に改訂し、環境の保全及び創造に関する様々な施策を推進してきました。
このような環境施策を進める中で、平成27年のCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)でのパリ協定の採択により、世界全体でのカーボンニュートラルの達成を目指すことが定められ、我が国においても、令和3年4月に令和12年度の温室効果ガス削減目標について、平成25年度比46%削減を表明し、同年10月に地球温暖化対策計画を改訂するなど、さらなる目標に向けた取組が求められています。
こうした中、「第二期土浦市環境基本計画」の計画期間が終了することから、現在の社会情勢や環境問題への対応、SDGs等の新たな視点に立った環境づくりへの取組を推進していくため、「第三期土浦市環境基本計画」を策定しました。
計画策定の趣旨
本計画は、現在と将来の市民の健康で文化的な生活を確保することを目的に定められた「土浦市環境基本条例」に示される理念の実現に向けて、環境の保全及び創造に関する総合的かつ長期的な施策の大綱及び、それら施策を計画的に推進するために必要な事項を定めるものです。
さらに、現在の環境問題を取り巻く社会的動向や課題に対応した市民・事業者・市の三者が実施するべき行動や、重点的に取り組むべき行動を示す計画となります。
計画の概要
1 計画期間
令和4年度から令和13年度までの10年間 ※中間年次となる令和8年度にその時点における環境を取り巻く社会情勢や本市の環境問題を踏まえ、中間見直しを行うものとします。
2 目指すべき将来像
『人と自然が共生する持続可能な水郷のまち つちうら』
3 基本目標
(1)霞ヶ浦をはじめとする美しい水郷とともに生活できるまちを目指して
(2)多様な生物と共生できるまちを目指して
(3)気候変動に適応した脱炭素社会を目指して
(4)健康で安心して暮らせる循環型社会を目指して
(5)あらゆる世代が環境保全に取り組むまちを目指して
4 リーディングプロジェクト
(1)ゼロカーボンシティつちうらの実現推進プロジェクト
(2)豊かで健全な生物多様性が息づくまち つちうらの実現推進プロジェクト
(3)あらゆる場面で資源が循環するまち つちうらの実現推進プロジェクト