令和6年度第2回土浦市図書館協議会(令和7年2月21日開催)

審議会等の名称

令和6年度 第2回 土浦市図書館協議会

公開・非公開の別

公開

開催日時

令和7年2月21日(金)午後2時30分から

開催場所

新治地区公民館 集会室

出席者

委員9名、事務局4名

議題

(1)第3次土浦市立図書館サービス計画の進捗状況について

(2)第3次土浦市子ども読書活動推進計画の令和6年度進捗状況について

(3)その他

議事結果

(1)第3次土浦市立図書館サービス計画の進捗状況について、事務局より説明

 

・100周年記念行事について、分館にあまりポスター等の飾り付けがなかったり、スタンプラリーのイベントもあまり知られておらず、おはなし会が特別バージョンという周知もされていないようでしたので、今後は分かりやすい周知をお願いしたいと思います。

⇒分館にもポスターを掲示しておりますが、手狭なためA3サイズのポスターとしております。スタンプラリーについては分館も回って全てのスタンプがそろうというかたちをとりましたが、おはなし会と合わせ、周知が足りておらず申し訳ございませんでした。

 

・生涯学習や情報の拠点としての図書館のところについてもう少し詳しく説明をお願いします。

⇒レファレンスサービスの充実と、地域資料の収集・整備・保存を、重点的取り組みとして上げておりますが、最近レファレンス件数が少しずつ減少していること、また今年度はイベント等で時間がかかり、地域資料の収集が十分にできていない状況でございます。

 

・来館者数や貸出冊数について、目標値の達成は難しいのでしょうか。

⇒貸出冊数については、昨年度を下回る数字となる見込みですが、来館者数は、前年度を上回り50万人を超える見込みでございます。

 

・レファレンス件数が減少しているとのことですが、インターネット検索である程度は代替できているものと考えています。調べるレベルが広がったり深まれば、さらに新しい疑問がわき、そういうところで解決できないところが出てきます。そのために図書館のレファレンスサービスがあるのではないかと考えています。

 

・英語のおはなし会はどういう目的で実施されており、参加者からはどういう反応がありましたか

⇒ALTの先生が英語の本を読んだり、英語の歌を歌ったりすることで、ネイティブな英語に親しんでもらい、また洋書絵本の利用にも繋げていくという目的で開催しております。親子での参加者が多く、ペープサートを使用して英語で質問すると子どもたちが英語で答えたり、手遊びをして楽しんでいる様子でした。

 

 

(2)第3次土浦市子ども読書活動推進計画の令和6年度進捗状況について、事務局より説明

 

・たくさんの取組をしていることに驚きました。計画の出し方等そういうところにも工夫が必要ではないかと感じました。また、図書館に何ができるのか、何をしたらいいのか、紙の本をたくさん貸し出せばいいということなのかどうか、その辺が基本的に問われているような気がします。

 

・小中学校では、児童、生徒にタブレットが配布されており、電子書籍を読むことができるようになっていますが、子どもたちには面白い動画などの方が魅力的なため、小学生のうちから丁寧に電子図書館の使い方を教えて、取り組む時間をしっかり確保していかないと電子書籍の利用には繋がらないのではないかと思います。また、学校では紙の本を読む時間を設けていただけるとありがたく思います。

 

・学校評価で保護者、児童、教員からアンケートをとり、来年度に向けて進めておりますが、その結果を見ると、子どもたちが本を読まなくなっている、読書への意欲が低下していることが年々数値に表れている状況です。図書館での取組を伺って、今後、図書館と学校、図書館と地域などの繋がりを深めていければと感じました。

 

・電子書籍に関して、今年度は1つのパックに100冊ぐらいの本が入った読み放題パックという同じ本を同時に読むことができるものを例年よりも多く購入しております。小学校ではこのパックを導入後、電子書籍の利用が伸びましたが、中学校では利用が少ない状況となっておりますので、今後課題として解決していきたいと考えております。

 

・小中学校での紙の本の年間貸出について、新しい試みとして電子書籍が導入され、それを読んでいるときは紙の本は読めないため、貸出冊数が伸びなくても仕方がないという感じもしますが、そういうことも含めて、こういう統計を見ておく必要があるのではないでしょうか。

 

・園児と小学校の低学年生には、紙の本を読んでもらいたいと思います。特に絵本は大きさと手触りと、めくったときにどういうふうに見えるのかというところまで全て計算されてできていると思いますので、紙の本に触れ、その魅力を感じてもらいたいと思います。

 

・子どもコーナーのカウンターを同じ人に担当していただいたり、おはなし会の担当者にカウンターにいてもらえると、子どもは親しみやすく、相談しやすいのではないかと思いますので、難しいとは思いますがご検討いただきたい。

⇒図書館のスタッフには、図書館全体の仕事を把握してもらう必要があるため、多くのスタッフに様々な仕事を担当してもらっていることと、人材不足という雇用状況の中で、ご意見について対応することは難しいところもございますが、検討させていただきます。

 

・中学校でビブリオバトルが開催されたとのお話がありましたが、こういった取組により読書への関心が高まればいいと思います。

 

・中高生になると、突然ビブリオバトルが始まる感じがしますので、小学校の授業で取り入れたり、グループワークの時間で設けていただくなど、また図書館でおすすめ本バトルなどを開催していただき、そういう企画を図書館と学校で開催できれば、みんなで本を共有でき、また参加にも繋がると思います。

 

・子ども読書活動推進計画の取組の達成率について、ある程度具体的に示す方がいいのではないかと思います。

 

・市民に向けて、図書館の利用者が何人いましたというようなことを、広報紙等の紙媒体とFacebook、インスタグラム等のデジタルの両方を活用して、図書館の活動をもっと周知した方がいいのではないかと思います。

 

・非常に多くの取組があり、トータルでの評価が難しい。対象を絞り込んで成果を見てみる必要があるのではないかと思います。

 

・来館者数は、前年を超える見込みとのことですが、そこのところを改めて考えてみる必要があると思います。居心地のいい場所といいますか、サードプレイス的な使われ方というのは大人も含めて、そこそこの利用がある。一方で、もう少し集中して調べるとか、知識を得るとか、そういったところで少し弱い部分があるのではないかという感じがします。実際に来館されている人たちは何をしに来ているのかというところを観察をしてみると、そこから見えてくるものもあるのではないかという気がしております。

 

 

(3)その他

・今回は新治地区分館の見学をしましたが、他の分館と何がどう違うのか、ご説明いただけますか。

⇒新治地区に分館を作るときに、新図書館の話もあり、その当時すでに新図書館でICタグを活用した貸出をすることが決まっておりましたので、この分館も新図書館と同じようにICタグを活用した自動貸出機とBDS(盗難防止装置)の導入をしようということで作った分館となっており、本館よりも先にICT化した分館で新図書館を見据えて作った分館となっております。

 

・分館の運営体制について、ご説明いただけますか。

⇒4つの分館は市で委託している業者のスタッフで運営しており、電話応対、資料の貸出、返却等の業務を担っており、資料選定については市の職員で選定しております。

 

・三中地区分館の貸出冊数は、分館の中では一番多い状況ですが、配架数が少なく、床面積も小さい状況です。新治地区分館のように、他の分館もリニューアルをして、同じようなレベルにして欲しいと思っております。

 

審議会等の事務局

土浦市立図書館 管理係

電話 029-822-3025

FAX 029-822-3316

このページの内容に関するお問い合わせ先

土浦市立図書館

〒300-0036 茨城県土浦市大和町1-1 土浦市立図書館

電話番号:029-823-4646

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  • 【更新日】2025年3月19日
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